自衛隊イベント参加記録

陸上自衛隊 駐屯地記念行事/ 海上自衛隊 護衛艦体験搭乗/ 航空自衛隊 航空祭 等

写真・動画などはブログで。

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各イベントのタイトルから写真にリンクしています。

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2011年 海上自衛隊

海上自衛隊 小月基地 スウェルフェスタ2011(10/23)

今年のスウェルフェスタは残念ながらT-5の体験搭乗なし。その分、航空学生のドリル展示とルーキーフライトの展示飛行が午前と午後の二回実施されました。更に、おそらく自衛隊基地では初めてであろう試みとして「コスプレピクニック」なるイベントが。基地内をレイヤーさん達が闊歩しています。自衛隊のイベントにはずいぶん行っていますが、こんな雰囲気は他に例が無い。お祭りを「ハレ」のイベントとしてみるなら大いにありでしょう。

レイヤーさんの写真はなし。ルーキーフライトドリルの動画。

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2011年 航空自衛隊

航空自衛隊 見島沖飛行訓練(07/28)

東日本大震災以来、芦屋基地に留め置かれているブルーインパルスは、復興支援業務を終えて移動訓練に入りました。芦屋基地を拠点に、日本海山口県沖、見島近辺を訓練空域として。

検索してみますと、見島から訓練の様子が見えることがあると、とあるカメラマンのブログに。9月までは平日休みですし、一度出かけてみようかと7月末の見島の宿を予約。移動の足として宿に軽自動車を借りる手配も。7月発売の航空ファン誌にこのカメラマンの写真が掲載されて、ショーセンターが北灯台付近らしいと。

見島まで萩港から高速船「おにようず」にて約70分。うっかり前部船室に乗るとかなり揺れが激しく、いささか船酔いが厳しい。見島では本村船着き場から宿のクルマでピックアップしてもらいます。一度部屋に入って荷物を置いてから、予約しておいた軽自動車で出発。10万kmにならんとする三菱ミニキャブバン、しかも4WD。結果的に大正解。

村の商店で昼飯代わりにパンと飲み物を購入し、北灯台へ。多少迷いながら到着したのは11時過ぎ。クルマを停めた途端、背後から懐かしいT-4のエンジン音が。いきなりのレベルオープナー(或いはサンライズだったか?)。訓練海域は島の西側ですが、北灯台からは西側は山並みと電線が邪魔で必ずしもベストなロケーションではありません。が、贅沢を言える場合ではないので急いでカメラを構えます。しかし約4ヶ月ぶりのブルーの雄姿。少しばかり、感動。

第一区分の科目がメインのようです。4シップインバーテッド、バーチカルキューピッド、ラインアブレストループ(但し後方へは回らず)、360ターン&ループ、デルタループ、デルタロール、ボントンロール、バーチカルキューバンエイト、上方空中開花からスター&クロス、タッククロス、そして最後にコンバットピッチ(ローリング無し)。以上で午前の訓練は終了。

パンをかじり、水分補給しながら島の地図を眺めてロケーションを考えます。ショーセンターは北灯台よりもう少し南(分屯基地か?)。飛行空域は島の西側。西側に開けた場所が望ましいのですが、航空自衛隊見島分屯基地以外の集落や道路は島の東側に偏っています。観音平が候補に上がりますが東に過ぎる。後は走り回って探すしかありません。

北灯台から少し南に下った池の周辺、それなりに西側の空が開けているので何とかなるか?観音平まで足を伸ばすと、やはり西には山がありますし飛行空域からは遠い。再度北灯台までの道を戻りながら、枝道に入ってみます。横枝を伐採して轍にタイヤの跡があるところは何とかなるだろうと進むと、軽の四輪駆動であることに感謝せねばならない道に。何とかターンして二本目の枝道はもう少し慎重に、まずは歩いて探ってから。海沿いの斜面にある小さな田んぼに出ました。畔の手前なら、開けた空が臨めます。スイッチバックでクルマを停めるスペースもあるので機材を積んで持ち込み。(田んぼの周辺を荒らさないよう留意)

13時頃、無線に入感あり。エンジン音も聞こえて上空に機影を認めるも訓練開始の気配無し。上空の雲はあるけれど、それより海上の視程が悪いのが理由か。仕方がないので木陰に停めたクルマのドアを全開にして昼寝。風が通って涼しく、快適。

目を覚ましてぼーっとしていると14時半ごろ入感があったと思ったらまたレベルオープナーで進入されました。慌ててカメラ引っつかんで開けたスペースへ。

雲が低いせいかこの時間帯は第三区分の科目がメインのようです。ダイヤモンドローパス、4シップインバーテッド、ダイヤモンドでの360、ダブルロールバック、さくら、そしてコンバットピッチ等。

航空祭での展示より高度は高目。それでも再び航空祭などでの展示を目指して訓練を再開したブルーの飛行を見ることが出来て、満足した一日でした。

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2011年 その他 海外エアショー

0311、あの東日本大震災により陸海空自衛隊は災害派遣に全力を投入。10万人規模の派遣を続けた。

LIMA11(12/09-10)

マレーシア、ランカウイ島のランカウイ国際空港に隣接するMahsuri International Exhibition Centre (MIEC)で2年に一度開かれるトレードショー。オフィシャルサイトはこちら。2011年は12月6日から10日までで、8日までがトレードデイ、9・10日の最後の二日間が一般公開されるパブリックデイ。マレーシアの国教はイスラム教なので、週末にあたる金土に一般公開される模様。

12/8

木曜日に成田からクアラルンプール経由でランカウイに移動。マレーシア航空は乗り換え1時間でも何も言わずに発券してくれたので気にしていなかったけれど、よく考えたら入国手続きもあるので間に合うのか? しかも成田発の便が1時間近く遅れて離陸。日本人のCAが乗っていたので尋ねてみると、乗れなければ振替えるので、とのこと。預けた荷物もクアラルンプールで一度受け取る必要はないそうで。

クアラルンプールの国際線ターミナルに着陸後、急いで移動。ターミナル間をつなぐシャトルトレインで国内線ターミナルへ。ランカウイ行きのゲートへ向かう途中に入国審査。30分もかからずに到着して一安心。

待っていると、何やらマレーシア語でアナウンス。ゲート内待合室の人がぞろぞろ出て行ってしまう。何事かと係りの人に聞くと、離陸が遅れるとのこと。接続する便が遅れたせいかLIMAのせいかは不明なれど、小腹がすいていたのでゲートを出て軽食を探す。見つけたスタンドでよくわからないけれどメニューから適当なものを頼むと、青魚のカレーライス。辛いものは得意ではないけれど旨味も深くて意外に美味しくいただけました。

ゲートに戻ると既に搭乗中。クアラルンプールからランカウイまでは1時間余り。途中機内から見た雲海への日没は綺麗でした。

ランカウイの空港からホテルまではタクシーを利用。ここではタクシーは料金が事前交渉と聞いていたけれど、空港のタクシーカウンターで頼めば主要なホテルまでは料金が決まっています(ホテルのフロントで頼んでも同様)。ワンボックスのバン型タクシーは広い道路をすっ飛ばして半時間もかからずにホテルへ。

海外で夜にホテルに入るとたいていそのまま休むのだけれど、ホテルの目の前で何やら屋台がいっぱい出ていて夜市の雰囲気。楽しそうなので散策。

閉めかけてた小売店にお願いしてビールと水を買い込んでから、ぶらぶらと。香りに惹かれて屋台で麺を所望。言葉はよく分からないけれど、赤いスープにたっぷりの具が乗った麺は一杯3.5リンギットらしい。これも辛さより旨さが勝る美味しいものでした。しかもビールに合う。

12/9

LIMAの一般向け開場は10時。少し遅いかと思いながら9時にホテルを出てタクシーで会場へ。運転手は話好きの若いおにーちゃん。

会場入りして並んでいる間にフライトが始まって、30分ほどかかってチケット購入とセキュリティのゲートを通った時はすでにSu-30の午前のフライトは終了。カメラを用意しながら最前列へ移動。しかし柵もロープも何にもない。プログラムが進むたびにみんな少しずつ前へ移動。コンクリートのエプロンから芝生のエリアまで進出すると、さすがに警備の軍人さんが大声で(多分)下がれ下がれと注意。ぞろぞろとコンクリートの領域まで後退。

他にもロールやループするヘリは見ているけれど、ユーロコプターの機動飛行はすごい。ホバリングからバックフリップは初めて(OH-1も試験飛行の時にやらかしたらしいけれど)。米軍のF/A-18、シンガポール(?)のF-16、ペナンからリモートの英空軍ユーロファイター。更にMiG-29 5機の Smoky Banditsで午前のフライトは終了。

ホール内のスタンドでサンドイッチと飲み物を頼んで昼食。ブースをひやかしてから地上展示を見つつ、エリア内案内の看板を発見。じっくり見ていると入り口と離れたところにもゲートがある。空港ホテル方面とあるので、空港に行くならこちらを使った方が便利そう。

午後からは基本的に午前と同じプログラム。しかしユーロコプターのフライト時は軽いにわか雨が。雨の中それでもくるくる回るユーロコプター。で、朝見損なったSu-30のとんでもないフライトも堪能。朝は飛ばなかった仏空軍のラファールも機動飛行を展示。日本では見られないロシアと欧州の戦闘機をじっくりと見ることができました。太陽も右手に移動して光線状態も悪くありませんでした。雨が降るくらいですので湿度が高く、各機ともベイパーが出ること出ること。

フライト終了後、空港に移動してタクシーに乗るまで30分ほど。一般道なのに100km/hで走るタクシーでホテルまで帰還。データをPCに移動してバッテリ類を充電セットして、食事にお出かけ。

歩道にイスとテーブルを出している中華料理屋で、ビールを頼むと出てきたのはサッポロ。食事のメニューにはSMLとあったのでSで3品ほど頼むと、私の感覚では少ないとはとても言えないたっぷりのチャーハンと野菜炒めとスープ。苦労しつつそれでも完食。なんだかんだ言ってもマレーシアの食は美味い。

12/10

この日はゲートオープンが少し早まったようで、列の進行もスムーズでフライト開始前に入場。朝からSu-30のフライトが見られました。しかし最前列の位置が昨日から少し後退し、地上展示機が撮影の邪魔に。一番右にいた空中給油機は、なんだか見慣れない機体だと思ったら豪州空軍のエアバス機でした。パンフレットをもらってごそごそしていたら、某T氏に発見されてしまいました。立ち話をしていると、現地の女の子から写真を撮らせてくれと話しかけられてしまった…。トルコでは多かったけれど、それ以外では初めて。

会場端のテントのスタンドでは生ビールも提供していたので、ここでビール飲みながらハンバーガーでお腹を満たします。気温は高いはずですが日陰で風に吹かれていると結構過ごしやすい。

冷房の効いたホールに移動してぶらぶらしていると再びT氏に遭遇。野良無線LANを捕まえてさっそく動画をアップする氏と雑談しながら時間をつぶし、午後のフライト開始前に再び会場へ。待機する列線の見られる会場左端最前列。T氏の知り合いも合流して午後のフライトを鑑賞。

T氏の移動便は少し早いので、最後のSmoky Banditsが終わるとバイバイです(LIMAのせいで結局離陸は1時間半遅れたそうですが)。私も一度ホテルに戻って荷物を取ってこないといけないので、MiG-29が着陸する前に移動開始。カメラをしまったおかげで最後の5機編隊のローパスを撮り損ねてしまいました。

ランカウイの空港は荷物預かりがないのが難点。ホテルに移動して預けていた荷物を受け取って再びタクシーで空港に。帰りの便にチェックインしてからラウンジを探しますが、見つからない。インフォメーションで聞いてようやく発見。出国手続き後のセキュリティ前という微妙な場所でした。

クアラルンプール空港ならカードラウンジが無料で使えるけれど、乗り換え時間がやっぱり短いので、有料だけどこちらでラウンジに入ってシャワーを浴びます。冷たい水と冷たくない水しか出ないのは閉口しましたが。温かいお湯が出てほしかった。

軽食も、アルデンテと言うより火が通ってなくて硬いままのパスタなんでのも並んでましたが、頼めばビールは出してくれるし係りの人はすぐにリクエストに対応してくれるしで、トータルの印象は悪くないラウンジです。

時間が近くなったので搭乗ゲートに移動すると、ここでもフライトが遅延。クアラルンプールで成田行きに乗り換える人が10人以上いたので、クアラルンプールではマレーシア航空の人が待ち受けていて走らされました。まあ間に合ったから良しと。

教訓:乗り換えは余裕を持って予約すべし。

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台湾空軍401聯隊(花蓮基地)公開(05/29)

当初5/14に予定されていた基地公開ですが、台風の接近に伴い直前になって延期。台湾では良くある話ですのがやっぱり辛い。ホテルは宿泊日変更、チケットは取り直し。花蓮は台北から自強号で2-3時間、松山空港からなら半時間の行程。台北泊で花蓮まで日帰りも出来ますが、花蓮に泊まってしまった方が楽。

花蓮のホテルで翌朝のタクシーを依頼し、基地開放の時間に合わせて移動。多少の混雑はありますが概ねスムーズに基地内へ。小雨の降る中、日本の航空祭よりははるかにゆとりがあります。地上展示は空軍のみならず陸軍の装備もかなりのスペースを割いています。戦車に野砲、ヘリなど。また空の装備は戦闘機、輸送機から哨戒機、早期警戒機まで多彩に揃えています。ホークアイ2000がいるとは知りませんでした。

地上展示機(予定)

プログラム(予定)

  1. 0900-0905 司令致歡迎詞
  2. 0905-0910 貴賓致詞
  3. 0910-0912 大會司儀活動説明
  4. 0912   F-16*5空中分列式(掲開序幕)
  5. 0912-0927 三軍儀隊/空軍樂隊表演
  6. 0927-0930 F-16*5空中分列式衝場落地
  7. 0930-0947 神龍小組操演
  8. 0952-1005 S-70C性能展示操演
  9. 1005-1100 雷虎小組地面?空中操演
  10. 1105-1120 IDF單機性能展示操演
  11. 1120-1135 M-2000單機性能展示操演
  12. 1135-1150 F-16單機性能展示操演
  13. 1150-1200 F-16戰機短場落地滑回展示區
  14. 1205   RF-5E空中照相
  15. 1205-1440 園遊會(簽名會)
  16. 1400   IDF*4空中分列式
  17. 1440-1455 三軍儀隊/空軍樂隊表演
  18. 1455-1515 海星高中喇叭隊表演
  19. 1500   M2000*4空中分列式
  20. 1515-1535 四維高中?(足編に台のつくり)拳團體表演
  21. 1535-1555 大漢技術學院舞蹈表演
  22. 1545   F-16*5空中分列式
  23. 1555   F-16*5空中分列式衝場落地

予定時刻からやや遅れて展示飛行開始。神龍小組はパスされましたが午前の飛行はプログラム通りに。ローショーながら雷虎はカラースモークを使って白・赤・青の三色で航跡を描きました。IDF経国も元気に、ミラージュは雲底の低さをものともせず垂直系の飛行を展開し、何度も雲に消えていました。F-16は昨年CCKと同様観客の頭上で旋回し、度肝を抜いてくれます。

やや肌寒くもあり、午後は航過飛行メインなので、地上展示を充分に見てから撤収。今回は雷虎の展示と初見のM2000に満足。次こそは晴天下の雷虎を見たいものです。秋の基地公開に期待。

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2010年 航空自衛隊

航空自衛隊 芦屋基地航空祭(11/28)

航空自衛隊の後方部隊候補を教育する第3術科学校や、ファイターパイロットを育成する第13飛行教育団、芦屋救難隊を擁する福岡県芦屋町存在する基地。芦屋町はこの基地が大部分を占めているそうです。2009年には第5高射隊に、九州では初のペトリオットPAC-3が配備されました。

前日の予行は好天下で実施されましたが、夜半には雨も降り、当日朝は冷え切った曇天。例年は基地内に一般向けの駐車場も開設されますが、今年は海浜公園や競艇場など周辺にのみ設置され、徒歩もしくはシャトルバスでの来場になります。駐車場を分散した方が帰りの渋滞も多少は回避できるのかもしれません。プログラムは以下の通り。

  1. 0730-0845 T-4 天候偵察・PRフライト
  2. 0800-0845 UH-60J U-125A T-4 オープニングフライト(パラシュートジャンプあり)
  3. 0900-0915 T-7 飛行展示
  4. 0940-1010 T-4 訓練飛行展示
  5. 1010-1030 UH-60J U-125A 救難展示
  6. 1100-1145 T-4 大編隊飛行
  7. 1310-1325 F-4 模擬対地攻撃
  8. 1330-1340 F-2 機動飛行
  9. 1340-1450 ブルーインパルス

防府北基地からフライトインの第12飛行教育団は流石に教官パイロット。非力なT-7で鮮やかな飛行展示を見せてくれます。地元のT-4教育団も訓練飛行を模した展示とここならではの大編隊。

滑走路の制約からファイター系は全てリモートでの展示となります。今年は残念ながらイーグルの展示飛行は無し。しかし新田原から飛来したジェイソン、F-4ファントムが例年以上の回数繰り返してAGGを見せてくれます。築城で見せたらしい、ナイフエッジこそありませんでしたが。特に最期の航過はかなりの低高度。F-2も短時間ながら精いっぱいの機動飛行。

午後からは雲が薄くなり、ブルーの展示が始まる頃にはすっかり晴天。青空の元の一区分を見せてくれました。

これで逆光でさえなければ。来場者は約3万人だったそうです。

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2010年 その他 海外エアショー

Aviation Nation 2010 Nellis Air Force Base Open House

2009年にアジア太平洋ツアーで来日したThunderbirds、その本拠地である ネリス空軍基地のオープンハウス。バーズの年間ツアーはここで一年の締めくくりとなります。ネバダ州の砂漠地帯、ラスベガス近郊に位置するこの基地はほぼ晴れっ放し。しかしこの時期は朝夕冷え込みも厳しく、軽い上着が必要なくらい。

交通機関はクルマのみなので、レンタカーを使うかツアーに参加する必要があります。当初はレンタカーの予定でしたが、渋滞もひどいと聞いて現地の観光会社のツアーを利用することに。7時前にホテル前でバスに拾ってもらってそのまま基地へ。更に早い人たちもいましたので一番乗りにはなりませんでした。

シャトルバス乗り場に入る前にセキュリティ・チェックを通過。それからシャトルバスの動き出す8:45まで待って会場入り。入ったところで新聞様の冊子と言いますかパンフレットと言いますか。無料で配布されました。のんびり歩いてバーズの列線の前へ。会場入りが早いと焦らずとも最前列を確保できてしまいます。このゆったりした雰囲気は日本の航空祭と違うところ。

この季節でも陽射しは強いので帽子、日焼け止めは必須。出来れば長袖のシャツも着用した方がベター。アメリカンな食事と飲み物の屋台も出ており、昼時だけ外せばそれほど待たされることもありません。ビールを飲みながらまったりと撮影。

地上展示は空軍機のみならず陸軍やNASAの保有するF/A-18などちょっと珍しいものも。ハワイでもそうでしたがB-52は爆弾倉を開いて中まで見せてくれます。

以前と較べると、ネリスの展示飛行は乏しくなったと聞きます。しかし民間機のアクロも含めて9:45から最後のバーズまで、ほぼ休むまもなく展示飛行が続きます。ひとつの展示が終わる前に次の展示機が離陸する、矢継ぎ早のプログラムの連続。エプロンは東を向いているので午前中は逆光ですが、展示飛行の高度が低いせいか地面からの照り返しで機体の下面が意外に明るく照らされたりもします。兎に角天候が良いので気分良くカメラのシャッターを切れます。

米軍機以外ではユーロファイターが3機、展示されていました。米軍機とは違って囲いを造って接近禁止。尾翼のマーキングだけでは私には所属が分かりませんが、帰りがけに見てみると腕にユニオンジャックを付けたパイロットが傍らに。

「イギリスから?」
「そだよ。ボスに言われてあちこち行かされてる。」
「RIATでタイフーンの展示飛行見たよ。あ、ハンガリーでも。」
「ケチケメ? どっから来たの?」
「日本。」
「日本も行ったことあるよ。浜松とか千歳とか九州とか美保とか。岩国も。」
「自分は広島だから岩国は近いよ。」

何となくそんな感じで話をしてたら、コクピット見せたげるよとか言われて柵の中に招かれてしまいました。ラダー登らせてもらって、しげしげとキャノピーを。MIDが並ぶ現代的なグラスコクピット。ただし米軍機とは違ってセンタースティックでした。

最後にちょっと変わった体験も出来たネリスでした。

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2009年 その他 海外エアショー

Hickam AFB Open House

アメリカ空軍アクロバットチーム、Tunderbirdsが数年ぶりに実施するアジア・太平洋ツアー。その初陣がハワイ州ヒッカム基地で実施されました。ヒッカム基地は千歳や那覇、小松などと同様民間空港と隣接し、かつトラフィックが混雑しているためThunderbirds以外の飛行展示はありません。入場は無料、一部シャトルバスはあるようですが車でのアクセスが基本。ただしゲートオープンより早く来すぎると追い返されるそうです。基地内駐車場は広大、そこからエプロン地区までシャトルバスが運行されますが駐車場の振り分けとか帰りのバスはどれに乗れば良いのかなど案内は一切なし。まあ何とかなってしまいましたがその辺りとっても大雑把です。大きなカバン、椅子、アルコールなどは持ち込み禁止。

開門はオフィシャルサイトに1000とも0930ともあり、よく分かりません。が、10時についた時は既に長蛇の列だったのは予想通り。ホテルの立体駐車場に止めたレンタカー、コンクリートの屋根の下で衛星を見失った簡易ナビは案内不能に陥って時間をロスしたため到着が遅れてしまいました。米本土はほとんど平面駐車場ですからこんなことはあんまり考えてないのでしょうねえ。

運営には地元企業のスポンサードもあるようで、入り口を入ってすぐにSponsor Areaがあって、大きめのテントの中で宣伝に勤しんでいました。中にはスポーツカーを中心に扱うカーディーラーもあり、シェビーやフェラーリ、アウディと並んでミアータやマツダ3等も展示されていたのはちょっと意外。

だだっ広い敷地内に展示機多数。飛行展示はBirdsだけですので、地上展示はゆっくり見られます。輸送機も爆撃機も戦闘機も、日本では見られないものが多数。かと思えば、F/A-18は岩国から来ていました。爆撃機の大きな翼の下で日差を避ける光景はお約束。F-15Cはコクピット展示、AWACSは機内公開までしていました。また横田で機体展示した時は機体後方を見せなかったらしいF-22もこの地では360°全周公開。つぶさに機体を見せてくれました。

Birdsは1430からウォークダウン開始。1500から展示飛行に移り、好天の元フルショーを展開してくれました。F-16 ブロック52を駆る雷鳥、実にダイナミックな展示でした。

Thunder Birds 展示飛行 地上展示の一部

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The Royal International Air Tattoo(RIAT)

公式サイトはこちら。世界最大のエアショーと称されるイベント。土日の2日間、2009年は7月18-19日の両日朝から夕刻までずーっと飛行展示で飛びっぱなし。その気になれば金曜日の外来機到着から月曜日の帰投まで見ることが出来ます。入場は有料で事前購入が必要(16才未満は無料)。またFRIAT(Friends of RIAT)と言うチケットもあり、これはMach1からMach3まで3段階、価格に応じた優先的な扱いがなされます。Mach1は有料エリア内の芝生上の椅子、2日間有効。Mach2はひな壇中段の椅子とプログラム無償、4日間有効。Mach3はひな壇最上段で日毎のプログラム無償とSurprize Gift、6日間有効とステップアップします。展示予定は演目だけ数えても30以上。欧州各国やアメリカの航空機がこれでもかとばかりに飛びまくる2日間です。

会場へは車でのアクセスも可能ですが、海外での運転に慣れていなければ公共交通機関利用がお勧め。Swindonまで鉄道、駅から会場のRAF Fairford基地までシャトルバスが運行されています。ただし日曜日は鉄道の始発が遅いので、オープニングフライトを見逃す可能性はあります。現地事情に詳しければ会場近くのオートキャンプ場を使う手もあるようです。

開門は0730、閉門は2030。始発の列車とシャトルバスで入門すれば展示飛行を最初から見られますが、最後まで付き合うには相当の体力が必要。地上展示も広大な敷地内にこれでもかと並べられ、アトラクションも多数実施されます。欲張って全部見ようと思わない方が良いかもしれません。ゲート通過時にボディチェックと手荷物検査があります。ゲートによって、空港で使うようなX線検査機を使ったり人間が中身を改めたり、当然効率も違うのでこの辺りは運不運があります。

会場内ではグッズ販売も飲食の提供も仮設トイレも十二分にあります。テント仕立てではありますがバーもしっかり存在し、アルコールも充実の品揃え。ただしギネスの注ぎ方は上手いところとそうでないところがあるのはご愛嬌。個人的にはFRIATエリアゲート正面のテントで飲んだギネスが一番美味しくいただけました。食べるものはまあ、英国のことですから最初から期待しないのが無難かと。

肝心の飛行展示は、もうゲップが出るくらい堪能できます。岩国FSDに最初に行った時も同じ様に感じましたが、それどころではありません。アクロチームだけでもThe Red Arrows, THe Blue Eagles, The PC-7 Team, Team Guinot, The Black Cats, The Black Seahawks, The Royal Jordanian Falcons, The Brightling Jet Team, Il Frecce Tricolori と軍民、固定翼機回転翼機目白押し。さらに各国空軍機が新旧交えて飛び交います。ホーネットだけでも、フィンランドにスイスにスペインとそれぞれ機動飛行を見せつけてくれます。爆撃機も米軍のB-52がフライバイして見せましたが、今年は更に復活したAvro Valcun B2 がその優美な姿を現しました。

エアショーが好きな人なら、とにかく一度は行ってみることをお勧めします。

初日の写真

二日目の写真

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2008年 海外エアショー(番外)

Singapore Airshow/ シンガポール エアショー

公式サイトはこちら。アジア地区最大のエアショーであり、世界三大エアショーの一つとされています。2008年の会期は2月19日から24日までですが、初日から22日まではトレードデイとされているため参加費用は高めに設定されています。一般公開は週末に当たる23日と24日のみです。飛行展示は1215-1345の昼過ぎの時間にのみ実施。展示予定は以下の通り(23日分 24日もほぼ同様)。

Flying Display Program
TimeExhibitorAircraft TypePerformance
1215-1235RSAF Black KnightsF-16 D+Team Aerobatics
1235-1245USAFF/A-18Solo Aerobatics
1245-1255Alenia AermacciM-346Solo Aerobatics
1256-1305Korea Aerospace IndustiesT-50Solo Aerobatics
1305-1325USAFF-16 Fighting FalconSolo Aerobatics
1325-1333AirbusA380Solo Flight
1333-1345RAAF RoulettesPilatus PC-9Team Aerobatics

開場は930から1700まで。会場はChangi Exhibition Centreで、MRTのEXPO駅からシャトルバスで片道S$5、15分ほどの道程です。朝早い時間であれば往路はそれほど混みませんが、会場に入る直前に一度バスを止められて軍人さんが乗車、車内をチェックしてからバス降車場に入ります。バスを降りてからも入場までに一度セキュリティチェックを受ける必要があり、これは空港でのチェック並の厳しさです。ちなみに着ていた空調服は当然のごとく金属探知器に引っかかり、検査官には受けてました。

日本の航空祭とは違い、トレードショーとしての性格もあるためそちらの展示は大きな屋内展示場で実施されます。当然空調もしっかり効いているので酷暑からの避難場として最適。きれいなトイレも備わってますし。少し小さなプレハブの建屋がFeature Pavilionとして用意されており、シンガポール軍の装備展示やオフィシャルグッズの販売、なぜかSegwayの展示なども実施されていました。これは試乗もあり、乗ってみないかと誘われましたが一回$10と言われて丁寧にお断りしました。

屋外地上展示は陸海空軍の装備に民間機の展示も多数。民間機展示の目玉はやはりエアバス、A380でしょう。すでにシンガポール航空には2機引き渡されているらしくエアバスとしてもがんばってアピールしたいところでしょう。地上展示機がそのまま展示飛行も実施していました。特に柵などを設けていなかったので、展示場から移動するときと戻すときは人払いが大変です。またロッキードマーティンの屋外展示場にはF-35 JSFが展示されていました。当然実機ではなく実寸大モデルですが、よもやこんなものが見られるとは思っていなかったのでうれしい誤算の一つです。

米軍の展示としてGlobal HawkB-1B Lancerなど、日本ではなかなかお目にかかれない機体も間近に見ることができました。F-16のデモチームは三沢から来たようで、日本でもお馴染のEricさんも来ていました。この日は別のパイロットが飛ぶそうで本人は地上で観客の相手をするそうです。23日は機体周辺も解放されて、触り放題。B-1Bの内部も一部開放していました。24日はロープで規制されて周辺から見守るのみ。それにしても米軍さんはシンガポールでも人気があり、家族連れから子供と一緒に写真を撮らせて欲しいとのリクエストが引っ切りなしでした。軍というもの、軍人という存在への敬意と憧れが根付いている様で、日本における自衛隊の扱いを翻るとちょっと悲しく感じるものがあります。

展示飛行は上記の通り、昼過ぎの1時間半に集中して実施されます。目玉はやはり最初のBlack Knightsとオーストラリアから遠征してきたRoulettes。Black Knightsは2000年を最後にしばらく展示飛行が途絶えていましたが、今年のエアショーでF-16、6機編隊で見事復活を遂げたことになります。今後も継続的に活動して、出来得べくんば海外遠征も実現してくれるといち航空ファンとしては嬉しいところです。日本に来てBlue Impulseと競演なんて無理かなあ。

帰りのバスは大混雑。どの行列がどこ行きのバスなのかもはっきりしない。取りあえず最前列に行って「これEXPO行き?」と訊いてみると、「多分ね」だそうな。幸い正解だったけれど、別の駅行きのバス行列はバスが来ると割り込みや順番飛ばしが起きてブーイングが沸いたりと結構大変でした。

23日は4万人、好天に恵まれた24日は5万人の人出があったそうです。

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2008年 陸上自衛隊

陸上自衛隊 北熊本駐屯地記念行事(04/27)

北熊本駐屯地は陸上自衛隊第八師団司令部等が駐屯しています。敷地内には用廃となったLR-1やUH-1、61式戦車などが常設展示されています。記念行事としての展示は各種車両や臨時病院としても使われるエアドームなど。また動的展示として74式戦車が油圧サスペンションによる上下左右の車高変化を見せてくれました。航空隊からはCALFEX2007に参加したAH-1も地上展示されていました。

観閲式に続いて空挺降下と音楽隊によるチャイコフスキー序曲「1812年」の演奏。この曲は大砲の使用が譜面に指定されていることで有名で、今回の演奏では小銃隊の一斉射とFH70三門がその役割をこなしました。

訓練展示はレンジャーによる鉄塔に渡したロープを使っての綱渡り、鉄塔からのロープ降下に始まります。更にOH-6による空中偵察、バイク部隊による強行偵察、87式偵察警戒射の突入、各種装備の高機動車、コブラの航空支援、UH-1からのリペリング降下、74式戦車による砲撃など。

訓練展示終了後は観閲行進。頭上を陸自航空隊に続いて海自オライオン、空自のイーグルも降下飛行で華を添えてくれました。

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陸上自衛隊 高遊原分屯地記念行事(04/13)

高遊原分屯地は陸上自衛隊西部方面航空隊等がおかれている分屯地で、熊本空港内に所在しています。ここに所属する航空機はOH-6とUH-1のみですが、この日は分屯地創立37周年記念および西部方面航空隊創立47周年記念行事が行われて目達原駐屯地などからAH-1等の機種が飛来、展示飛行に参加しました。固定翼機×1、回転翼機×16による編隊飛行は迫力があります。それでも、例年よりおとなしいとの声もあるくらいです。

編隊飛行展示の後はOH-1の飛行展示、CH-47から新型73式小型トラック(パジェロ)とバイクを下ろしての救難展示、さらにUH-1からの降下とホイスト吊上げを使った救難展示を実施。陸上自衛隊の救難展示を見るのは初めてでした。

体験搭乗

当日抽選でヘリの地上滑走体験搭乗が出来ます。残念ながらここでは外れ。また来年にでも挑戦です。

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2008年 航空自衛隊

航空自衛隊 新田原基地航空祭(12/07)

新田原基地は国内最強と謳われるアグレッサー、飛行教導隊の本拠地として知られています。アグレッサーの機動飛行が公開されるのはこの基地だけ、これだけを見に来るとしてもその価値あり。プログラムは以下のように9時開始ですが、夜明けとともに離陸が始まります。

  1. 0900-0920 UH60×1 U125A×1 T-4×3 F-4×3 F-15×3 F-15×3 編隊飛行(基地所属飛行隊)
  2. 0950-1005 F-15×2 機動飛行(教導隊)
  3. 1010-1025 F-4×4 訓練飛行(対地攻撃)
  4. 1030-1045 F-2×1 機動飛行(6SQ)
  5. 1050-1110 UH60×1 U125A×1 救難展示
  6. 1115-1150 F-4×1 F-15×1 機動飛行(301, 23SQ)
  7. 1300-1330 C-1×1 空挺降下(輸空隊)
  8. 1400-1440 ブルーインパルス

2008年は基地内駐車場に当選。重いカメラバッグを担いで歩く距離が短くてすむのはありがたい限りです。

土地柄かF系が全て気合いの入った機動飛行を見せてくれます。アグレッサーもそうですが、後継機選定の時期に入ったファントムも一際やかましいエンジン音を高らかに響かせながらひねりの入ったその翼を翻してくれます。もう数年で退役でしょうが、まだ飛び続けるその姿を忘れたくありません。

そのF-4の対地攻撃ですが、正面から来ると本当に見えませんしエンジン音も間近に接近されるまで聞こえません。この攻撃を受ける方はなるほどさぞや恐ろしい目に遭うことでしょう。ましてやRCSの小さなステルス機になったら? 日本本土上陸に対して陸自を援護する役回り、ラプターでなくともステルス性能を有する機体を欲しくなる訳です。

昨年は小月から来た海自のT-5が帰投時に見せてくれましたが、今年は本家空自のT-7がやらかしてくれました。離陸後低空のまま加速してエネルギーを貯め、ハイレートクライム。更にひねって振り回す。良い物を見せてもらいました。

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航空自衛隊 築城基地航空祭(11/23)

F-2の第6飛行隊とF-15の第304飛行隊を有する、航空自衛隊築城基地。例年は2機種それぞれの機動飛行を見せてくれますが、今年はF-15墜落事故の影響かF-15はプログラムに機動飛行の記載は無く、航過飛行のみでした。プログラムは以下の通り。

  1. 0750-0820 F-2×1 F-15×1 T-4×1 オープニング
  2. 0822-0842 U-125A UH-60J 救難展示
  3. 0855-0905 T-7×4 航過飛行
  4. 0907-0917 F-2 機動飛行
  5. 0919-0929 F-4EJ改 機動飛行
  6. 1003-1023 F-2×2 対地射爆撃
  7. 1025-1120 F-15×4 航過飛行
  8. 1122-1132 F-2 機動飛行
  9. 1300-1430 ブルーインパルス

築城基地は基地内駐車場は無く、JR築城駅から徒歩数分。アクセスは便利の良い基地です。近在に宿を取って、そこからJRで出動。

芦屋救難隊の飛行も相変わらず激しく見せてくれます。12教団のT-7も奇麗に整った編隊飛行を展示。F-2も縦横に機体を振り回して着陸はドラッグシュートを披露。今や数少なくなったF-4も、豪快な機動飛行を見せてくれました。

F-15は編隊航過飛行だけのはずですが。4機が1機ずつ離陸、直後のハイレートクライムが後になるほど激しいように思うのは気のせいか。その後の編隊飛行は「何かやってくれるのか、やってくれるのか。」等と言うあおりの入ったアナウンスとは裏腹に大人しく航過。

ところがその後、ハイレートクライムに水平旋回など、どうもタイトルに偽りありの気合いの入った飛行を展示してくれました。

午前中は雲が多かったのですが、午後からは雲が薄くなり、Blue Impulse がウォークダウンを始める頃は晴れ間ものぞくようになりました。久しぶりに、青空の元第一区分を堪能しました。

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航空自衛隊 小松基地航空祭(09/21)

303・306と二つの飛行隊を擁する小松基地の航空祭は、「イーグル祭り」として知られています。また天気予報が高い降水確率を告げていてもそれをひっくり返すことが多々あり、一部では「小松の奇跡」と呼ばれたりもします。今年は直前のF-15墜落事故による飛行停止と解除、台風接近と通過、更に雨の予報などやきもきさせられる航空祭前の日々でした。飛行展示予定は以下の通り。

  1. 0745-0840 オープニングフライト
  2. 0745-0810 落下傘降下
  3. 0855-0920 F-15機動飛行1
  4. 0935-0955 F-2機動飛行
  5. 0955-1015 F-4機動飛行
  6. 1015-1035 救難展示
  7. 1035-1125 編隊飛行
  8. 1125-1145 F-15機動飛行2
  9. 1300-1415 ブルーインパルス

前日は晴れ。ブルーインパルスの予行も一区分で実施されました。しかしながら航空祭当日は早朝から小雨が降っています。朝7時に鉄工団地駐車場に到着すると、それでも全国津々浦々から来ているナンバーの車両でいっぱいです。雨具を着込んでシャトルバスの列に並ぶと途中でオープニングフライトのアナウンスが聞こえてきます。救難隊のUH-60J、U-125の離陸に続き、4機のイーグルもアフターバーナーを焚きながら離陸。悪天候にめげない小松の本領がオープニングから発揮されました。

約1時間並んでシャトルバスに乗り、基地内へ。悪天候下でも小松に来るファンは熱心で、最前列には人垣が出来ています。幸い視程は充分なようで、小松基地のF-15と救難展示、岐阜から参加のF-2、三沢基地から最終記念塗装のF-4など何れも目一杯の展示飛行を披露してくれました。小松恐るべし。

今回米軍機もF/A-18の地上展示等で協力。特にパイロットがうら若き女性で例によって展示機前でグッズ販売に精を出していたため黒山の人だかりでした。

小松名物と言えば脚立エリア。エプロン地区では脚立、折畳みイスなどの使用は禁止されており、脚立エリアでのみ許可されています。ここは売店からもトイレなどからも遠い不便な場所ですが滑走路から近く写真撮影には適しています。展示飛行終了後、外来機のRTB狙いでエプロン地区から脚立エリアに移動しましたが、確かに離陸を撮るなら最適です。今年は地引き網による追い出しがやや早めでしたが警備要員の方も心得たもので、ホーネットの離陸までは待ってくれました。

余談ですが、防衛弘済会(白山クラブ)が広場で生ビールを販売していました。航空自衛隊のイベントでのアルコール販売は他で見たことがありません。トイレ待ちの大行列さえなければ是非1杯飲みたかったところです。

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航空自衛隊 経ケ岬分屯基地開庁記念行事(07/19)

経ケ岬分屯基地は日本海の荒波に洗われる、京都府最北端に位置するレーダー基地。昨年は50周年と言うことでブルーインパルスが飛びましたが、今年の航空展示は美保からC-1とT-400の50周年特別塗装機(鬼太郎バージョン)、舞鶴からSH-60J救難展示、小松からゴールデンイーグルのF-15が飛来。幾らか霞んではいたものの良く晴れた青空のもと展示飛行を披露してくれました。

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2007年 海上自衛隊

航空自衛隊 小月航空基地 スウェルフェスタ(10/21)

小月航空基地は海上自衛隊の教育航空隊がおかれている基地です。毎年この時期に実施される「スウェルフェスタ」と呼ばれる航空祭、そこで展開される教官によるアクロバット飛行と体験搭乗は他の基地では体験できない貴重なものです。2006年までは二日連続で一般公開されていましたが、2007年は土曜日が関係者を招待してのイベント、一般公開は日曜日のみとされました。

ルーキーフライト(ブランエール)

空自のブルーインパルスに負けてなるかと結成された、海自アクロチーム。ただしブルーと違って展示飛行専任とは行きませんのでT-5の機体は通常の教育に使われる仕様そのまま。特別な塗装やスモーク装置はありません。その分飛行の技術で見せてくれます。

ブランエール(仏語:白い翼)と言う仮称で呼ばれていましたが、今はその呼称は使わずもともとコールサインであった「ルーキーフライト」を名称としているそうです(基地広報部に電話で確認)。スウェルフェスタでしか展示飛行を実施しないという話もありましたが、当日基地の方に聞いてみますと要望があれば他の基地行事でも飛ぶことはあるそうです。ただしおおっぴらに「ルーキーフライト」の名前が出ることは無さそうですのでその都度確認する必要がありそうです。

体験搭乗

当日抽選でUH-60とT-5の体験搭乗が出来ます。幸運なことに昨年に引き続きT-5の体験搭乗を引き当てました。小月から関門海峡上空まで半時間ほどの飛行を堪能できます。プロの教官の操縦で小型機に乗れる機会はそうはありません。

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海上自衛隊 砕氷艦「しらせ」一般公開(09/15)

砕氷艦しらせが最後の南極航海を前に全国行脚して一般公開しています。公開場所としては呉の方が近いのですが、混雑度合も甚だしいので島根県まで出かけました。臨時の無料駐車場からシャトルバスにて会場に移動。一通り艦内を見て、南極の氷に触ってみたりS-61A-1(搭載ヘリ)を見たり。「しらせ」艦内には多数の賞状・感謝状も掲示されていました。災害救助活動、偶然の救難活動、或いは氷海に閉じこめられた他の南極観測船の救出などに対する表彰です。長期間の航海に備えて艦内には理髪室や医務室や歯科医室まであります。販売されていた「しらせ」グッズを物色したりもしましたが、この時購入した「しらせ」Tシャツ、シンガポールで着て歩いてたら後ろから"Hey, fisher man! Are you fisher man?" と声をかけられました。砕氷艦って知らない人には漁船に見えるのですか。

「しらせ探検ツアー」のポスターには中学生高校生限定とあったのですが、受付らしき方に聞いてみると一般も可、と言うことだったので早速申込。参加者が少なかったのが幸いだったようです。

まずは観測隊公室に案内されて注意事項の説明と、ヘルメットや手袋の貸し出し。ツアーの順路は、公室をスタートして操縦室、船倉区画、右軸室、第四機械室、上部操舵室、ヘリ発着管制室を経て公室に戻ります。

観測隊公室はちょっと広い食堂の雰囲気。そこを出て廊下と階段を通って操縦室へ。これはSF映画に出てくる宇宙船の操縦室のような。後ろに大掛かりな計算機、前は多数のメータと表示機器、それに向かい合う革張りのシート。

船倉はだだっ広くてちょっと暗いスペース。甲板から荷物を上げ下ろしするエレベータも設置されています。さらに奥まったところに隊員用のジムスペースがあり、航海中に体力増進を図れるようになっています。

次に右軸室へ。でかいベアリングとホルダに保持された太くて長い、スクリューにつながる回転軸。しらせには6機関3軸があり、これは「そうや」「ふじ」の経験から一部機関の故障に備えて冗長度を高めているそうです。しかし「しらせ」では故障はあんまり無かったそうで、次期砕氷艦(二代目「しらせ」)は2軸式に戻るとか。

次は機械室へ。「しらせ」はエンジンから直流発電機を回し、その電力でスクリューを回す電気推進式を採用しています。1機あたりの出力は3680KW。

更に最上部にある上部操舵室へ。視界の悪い悪天候時に使われるそうです。当然、船内で一番揺れの激しいところなので係留されているだけでもゆらりゆらり。隊員の方でも船酔いはなくなるものではなく、耐性が出来るのは船酔いしても動けるようになるだけだそうです。それにしても眺めは良いこよ。

航空管制室は搭載ヘリの離発着をコントロールする部屋。後甲板を見下ろせる場所にあります。そこから再度観測隊公室に戻ってツアーはおしまい。記念写真を撮って「しらせ」探検ツアー参加証明書をもらって解散です。

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2007年 航空自衛隊

航空自衛隊 那覇基地 エアーフェスタ(12/09)

2007年最後の航空自衛隊行事に2年連続で参加。民間空港と共用で滑走路が一本しかなく、民間機の発着も頻繁なのでその合間を縫っての飛行展示です。飛行展示予定は以下の通り。

  1. T-4
  2. F-4
  3. F-15または救難機
  4. P-3
  5. CH-47
  6. F-4
  7. ブルーインパルス

前述の理由で空域が立て込んでいるため展示飛行は水平航過が中心。F-4の前にちらっとCH-47が飛んだりF-15の後P-3が飛ばない代わりに救難ヘリ(UH-60)が飛んだり2度目のF-4は戦競塗装のまま編隊飛行だったりと、限られた条件下でも楽しませてくれました。個人的にはフルカラーのオジロワシ塗装の隊長機とロービジ塗装のF-4編隊飛行が素晴らしい。

ブルーも「那覇スペシャル」と言われる航過飛行主体の組み立てですが、数年前までは地上展示のみだったそうですしレベルキューピッドなどの水平系科目を取り入れて見せ方の工夫をしてくれています。

基地内の混雑の無さは航空祭随一。本土では考えられないほどのんびりしており、ブルーのパイロットの方々にサインをもらうのも気軽にお願い出来る雰囲気です。スキッターの革ケースにサインをしてもらいました。入場者数は公式発表で約2万1千人。

那覇基地は敷地内に海自・陸自が混在しているため陸海からの展示もあると言った特色があります。アクセスはゆいレール・赤嶺駅から歩いて5分程度。ゆいレールの沿線に宿を取れば便利でしょう。早朝に那覇空港に荷物を預けてしまえば当日夕刻の便で帰宅も可能。翌月曜に休みが取れるならもう一日沖縄観光を楽しむのもまた一興。

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航空自衛隊 新田原基地 航空祭(12/02)

本土で開催される最後の航空祭です。何より此処でしか見られないアグレッサーの展示飛行を見るために。飛行展示は以下の予定。

  1. 基地所属機による異機種編隊飛行
  2. アグレッサー×2 機動飛行
  3. F-4×1 対地攻撃
  4. F-2×1 機動飛行
  5. UH-60 U-125 救難展示
  6. F-4×2 F-15×2 機動飛行
  7. C-1 空挺降下
  8. ブルーインパルス

息つく間もない飛行展示の連続です。繰り返されるファントムの地上攻撃や、パンフレットの記載より多い機体による展示飛行、アグレッサーの1機は増槽無しでの目一杯の機動、UH-60の低空での機動飛行等々。一部の予定が中止になりましたが不満を感じさせない内容でした。

ブルーは快晴の空をバックに第一区分を見せてくれました。ここ2年あまりブルーの写真を撮ってきて初めてクロスの交差の瞬間を収める事に成功しましたが、よりによって完全逆光の新田原で撮れなくとも…。

他基地からの展示機は航空祭終了後に各基地に帰投しますが、今回はバイバイフライトで皆さん翼を振って挨拶してくれました。小月からのT-5はハイレートクライムからの右旋回、美保からのYS-11は離陸後に再度基地上空に浸入、陸自のOH-1は急上昇と降下の繰り返し。早めに帰っても渋滞に巻き込まれるだけですし、(隊員さんの迷惑にならない程度に)ゆっくり帰って正解。入場者数は公式発表で約7万人。

新田原基地は公共交通機関では不便な場所ですが、宮崎空港などから臨時のシャトルバスが運行されます。基地隣接駐車場は事前に往復葉書で申し込んでの抽選。

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航空自衛隊 築城基地 航空祭(11/24)

当基地所属のF-2とF-15の機動飛行展示が見どころです。アクセスの良さもあってか、人出はかなり多いです。あまり早くに来てもエプロンが解放されていないので待ち時間が長くなるだけ。

エプロンからは基本的に順光なので撮影には適しています。飛行展示は以下の予定。。

  1. オープニング
  2. 8空団機動飛行 F-15×2
  3. 救難団救難展示 U-125A/ UH-60J
  4. 8空団機動飛行 F-2×1
  5. 5空団機動飛行 F-4EJ改×1
  6. 12教団航過飛行 T-7×4
  7. 対地射爆撃 F-2×4
  8. エアロック曲技飛行 S-2×1
  9. 8空団機動飛行 F-2×1 F-15×1
  10. 空挺降下 C-1
  11. ブルーインパルス T-4×6

前年、一日中降ったり止んだりで雨の中佇んだ鬱憤を晴らすかのような好天下での開催でした。オープニングから、異機種編隊での航過飛行に続いてF-2とF-15が縦に横に機動飛行を見せてくれます。朝から派手に飛ぶ姿を見られて良い一日が過ごせました。入場者数は公式発表で約5万人。

築城基地は近隣に一般駐車場の用意はありません。

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2021-09-25更新

2008-01-20作成

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