一杯の美味しい珈琲があれば、人生に幸せを感じることが出来る。
珈琲豆は焙煎してからなるべく新鮮な方が美味しく飲めます。密閉保存してあっても、一ヶ月も経った豆は飲みたくありません。そうなると、近所の腕の良い焙煎屋さんで買うか自分で焼くしかありません。
私の場合、1日で50g位の豆を消費します。このペースでは200g買っても1週間持ちません。こうなるとkg単位で生豆を購入して自分で焙煎した方がベター。
専用の焙煎器を使うとそれなりに便利ですが、既に家庭に常備されている台所道具でも焙煎は出来ます。フライパンやお鍋、オーブントースタ等々。具体的な方法は、google辺りで検索してみてください。
私は以下のお道具を使っています。(画像は大きなサイズの画像にリンクしています。)
一番最初に手に入れた焙煎器。生豆を入れてガスコンロの上で10分あまり、ムラが出来ない様に振りながら振りながら加熱。焙煎過程の火力についてはトライ&エラーでお好みのままに。
私が使っていた時はおおよそ以下の様にしていました。
豆が新しいと水分含有量が高く、水分を飛ばすのに時間をかけた方が良いこともあります。
また、グアテマラ等の固い豆は最初にじっくり熱を与えると綺麗にふくらみます(但し、見た目が綺麗に仕上がることと飲んで美味しいことは必ずしも等価ではありません)。
いるいるは(後述の珈琲工房も)口が小さくて豆の状態が見えにくい構造です。私はガスコンロの横に明かりを増設して対処しましたが、何らかの対策を取らないと仕上がりを判断することが難しいかと。
焙煎の楽しみを教えてくれたけれど、一度に焙煎出来る量は生豆で50gと言うことが問題。頻繁に飲む様になると需要に生産が追いつかない事態に。
焙煎中は常に振り続けないといけないので、実は腕のトレーニングにもなります(笑)。
多分、東急ハンズ辺りで入手可。
作りはいるいると殆ど同じ。制作者に依ると、いるいるを見てそれよりも良い物を作ったとか。いるいるより少しだけ大きく、少しだけ多い豆を焼くことが出来ます。が、焼け石に水で沢山飲むとやっぱり足りず。
使い方はいるいると一緒。いるいるより重い分だけ使うのにしんどさもあり。
100V駆動の自動焙煎機。一回で100gの生豆が焙煎できます。熱風式焙煎で、ガラスホッパーの中でくるくると豆が対流しながら色づいていく様は見ていると面白い。放っておいても焼き上がるのは便利なれど深入りにするとスカスカの味わいになってしまうのが気に入らず。自動というのは何事であれ一定の範囲内でのみ便利なのです。次のステンレスロースタを使う様になってお蔵入り、結局知人に譲ってしまいました。
使い込んで良い色合いになっています(笑)。写真ですと大きさが分かりにくいかも知れませんが、取っ手を除いた大きさが直径30cm程度。手前の大きな穴から豆を出し入れします。
使い始めてもう5,6年になりますか。買った時のまま、説明書通りに焼くととんでもなく渋くてえぐい珈琲が出来てしまいました。適当に考えながら手を加えて、蓋を外して空気のはいる穴を開けて何とか満足できる珈琲を焼ける様になりました。一回で約250gの生豆を焙煎できるのが一番お気に入りの理由。
この焙煎器を使う時は温度計をセットして内部温度を計りながら焙煎しています。温度を管理することで仕上がりをかなり均一に出来る様になりました。
焙煎時は取っ手を少し持ち上げて傾けないとハンドルを回しても豆が上手く攪拌出来ないようです。
アメリカの珈琲屋さんから個人輸入。ところがそのお店、いつの間にか紅茶屋さんに趣旨替えした模様にて現在は入手不可能。壊れたらどうしましょう。
2018年現在、自分で豆を焼く事はほとんど無くなりました。COE始めとする良い豆が買えるようになって、ところがこのクラスの豆ってすごくレベルが高い。自分で焼いて失敗するとまでは行かなくても、豆の実力を焙煎できちんと引き出せないとあまりにもったいない。と言う訳で、信頼できるお店で買うのがもっぱらになってしまいました。
これまでに手動のダイヤミル(カリタ)、スリムミル(携帯式ミル)(カリタ)、電動のプロペラ式ミル(東芝)、みるっこ(フジローヤル)等を使ってきました。
ミルによって味が変わるか???と言うと、私には違いが分かりません。が、使い勝手は電動式の方が遙かに便利です。
ダイヤミルとみるっこは割と簡単に分解できるので時々内部を掃除してやると機嫌良くお仕事してくれます。みるっこの分解はこんな感じに出来ます。砕いた豆の微粉が可動部に溜まるとどうしても動きが渋くなったりしてよろしくありません。所詮は機械ですから人間の手入れなくして正規の能力を発揮し得ないものです。
普段は専ら松屋式のドリッパを使ってます。 ここ数年、金属メッシュのフィルタでドリップするようになりました。ペーパー使うと紙の匂いがつく、これに気がついてしまうと気になって仕方がありません。味そのものも、少しだけ濃くなるようです。たまに気が向くとカフェプレスを使うことも。実のところ、良い豆を使えば淹れ方が多少雑でも結構美味しい珈琲が飲めます。
もちろん、挽き方や抽れ方で味が大きく変わってしまうことも事実。ですが味の好みは十人十色、それはもう飲みたい人が飲みたい味になる様自分で工夫するしかないでしょう。ですからここで珈琲の抽れ方を詳説することは致しません。まずは、ドリッパなりサーバなり買った時に説明書が付いていたはずですからその通りに淹れてみることをお勧め。それで満足いかなければgoogle辺りで検索すると幾らでも出てくると思いますので、ご自身の趣味にあったやり方を試してみてくださいまし。
生豆か焙煎済みの豆かを問わず、私が豆を買っているお店です。
やっぱり@Niftyでお近づきになった、いるかさんのお店。
今年になって広島にオープンしたお店です。ちょくちょくお世話になってます。
私はずーっと「きまめ」と呼んでいました。単に語感が良いからと言うだけの理由です。ところがある日新聞に載っていたコラムを読んでその習慣をあっさり捨ててしまいました。そのコラムに依れば同じ「生」の文字でも「き」と「なま」それぞれの読み方で異なる意味合いがあるとか。
こう言うことだそうです。となりますと、焙煎前の豆は「なままめ」と読んだ方が相応しそうです。
昔Niftyのとあるフォーラムに書いた話をちょっとだけ改変。(2003-05-02)
「コーヒーみたいなあんな不味いもの、よく飲めますね。」などと失礼なことを宣うオトコ。
それではと、一緒に遊ぶ機会があったときに私が焙煎した豆を押し付けてしまいました。ところがその彼、コーヒーを抽れる道具すら持っていない。始末に困った彼は、友人宅にその豆を持ち込んで飲んだそうです。
「僕でも美味しく飲めましたよ。」
と言ってくれたのは後日のコト。しかし、どーしても合わない体質と言うのはあるようで、その直後から二日ばかり、腹をくだしてその友人宅で寝込んでしまったそうで。それ以来、彼に珈琲豆を進呈するのは流石にやめました。
因にその彼、今ではその部屋の主だった女性と結婚してパパと相成りました。果たしてその時のコトが契機になったのかどうかは定かでありませんが。
「珈琲の香りは好きなんだけど、飲むのは紅茶の方が好きです。」と言う妙齢の女性。
大きな神社の広い境内を散歩しながら、取り留めのない雑談の中でそんな話が出て来ました。さはさりながら美味しい珈琲を飲める店が近くにあるからと言うことで、その近くの喫茶店におもむいたのは初夏の頃。ちょっと薄目の方が良いか知らんと言うことで見解が一致して、彼女はアメリカンをオーダーしました。
「これなら、美味しい。」
ひとくち飲んだ後の感想に、一安心。しばし有意義な時間を過ごした後、再会を約して彼女を自宅近くまで送り届けました。ところがやっぱり、どーしても合わない体質と言うのはあるようで、その後しばらくお腹の具合がよろしくなかったと後日聞かされました。
私がその女性にふられたのは別にそのことが契機になった訳ではありません。
多分。
2018-09-16更新
2003-03-09作成
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